ジム通いが不安な人へ｜よくある悩みとその解決法まとめ

皆さんこんにちは！
BEYOND 函館店店長の中西です！
ここでは、ボディメイクに役立つ様々な情報を色んな角度から発信していきます！

「健康のためにジムに通いたい。でも、なんだか怖い…」「入会はしたものの、独特の雰囲気に気後れして、足が向かない」「もし変な目で見られたらどうしよう…」

理想の自分を目指してジムに興味を持つ一方で、このような漠然とした「不安」によって、その大きな一歩を踏み出せずにいる人は、決して少なくありません。この感情は「ジムティミデーション（Gymtimidation）」とも呼ばれ、多くの初心者が経験する、ごく自然な心理です。

しかし、その正体不明の不安のせいで、あなたの「変わりたい」という素晴らしい気持ちがしぼんでしまうのは、あまりにもったいない。ほとんどの不安は、その原因と対処法を知るだけで、驚くほど軽くなるものなのです。

この記事は、かつて同じようにジムのドアの前で何度もためらった私自身と、これまでサポートしてきた多くの不安を抱える方々のために書いた「心の準備マニュアル」です。あなたが抱える5つの代表的な悩みを一つひとつ丁寧に解きほぐし、具体的な解決策を処方することで、あなたの背中をそっと、しかし力強く押すことをお約束します。

もう大丈夫。この記事を読み終える頃には、あなたの不安は「楽しみ」に変わっているはずです。

この記事をご覧いただいている方へ。

皆さまは、健康面に気を使い、食生活や運動習慣の見直し、フィットネスジムに通われている。もしくは、入会等をご検討されている健康意識の高い方々ではないでしょうか？

実際に、厚生労働省が、健康づくりのための身体活動基準・指針を作成し、生活習慣病予防のための運動を推進しています。

また、日本政策金融公庫が発表した消費者動向調査（令和３年７月）では、運動面や食に関する志向で、“健康志向”の方が多く年々と増加しています。

より皆様が、健康的で充実した人生を歩めるよう、誠意を込めてスポーツ・ボディメイク・解剖学・栄養学に精通したプロフェッショナルが記事を執筆いたしましたので、どうか最後までご覧ください。
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<その他資料>
※スポーツ庁の資料（新型コロナウイルス感染症の流行による国民のスポーツへの参画状況や意識の変化、健康状態等に関する調査研究（令和2年度））では、コロナ終息後のパーソナルトレーニングジムの利用者数は急増中。
※経済産業省の『特定サービス産業動態統計速報』の結果でも、フィットネスジム並びに、パーソナルジム利用者は数多くいらっしゃいます。

【悩み別】ジムの不安を解消する5つの処方箋

悩み①：「周りの目が気になる…太っているし、初心者だと笑われそう」

これは、ジム初心者が抱える不安の中で、圧倒的No.1です。自分がどう見られているか、気になって仕方ない。その気持ち、よくわかります。

【真実】誰もあなたのことを見ていない

心理学には「スポットライト効果」という言葉があります。これは、自分が思っているほど、他人は自分のことを気にしていない、という心理現象です。ジムにいる人たちは、基本的に自分のトレーニングに集中しています。鏡を見ているのも、自分のフォームをチェックするため。あなたのことを見ているわけではありません。むしろ、新しい仲間が増えたことを歓迎している人さえいるでしょう。

【処方箋】「見られている」という意識を物理的に遮断する

1. お気に入りのウェアを着る： 体型を隠すダボダボの服より、少し気分が上がる、機能的なウェアを選びましょう。「これを着て運動したい」という気持ちが、自信を与えてくれます。
2. 音楽の力を借りる： ワイヤレスイヤホンで好きな音楽を聴けば、自分だけの世界に入り込めます。周りの音や視線を物理的にシャットアウトする効果は絶大です。
3. 「自分観察」に集中する： 他人ではなく、自分を観察しましょう。「このマシンを使うと、腕のこの部分が熱くなるな」「呼吸を意識すると、少し楽に感じる」。意識のベクトルを内側に向けることで、外側への不安は自然と薄れていきます。

💡トレーナーからの一言

悩み②：「何をしていいか全く分からない…ウロウロしてたら不審者だと思われそう」

広大な空間に多種多様なマシン。途方に暮れてしまいますよね。これも非常に多い悩みです。

【真実】最初から分かる人は一人もいない

今、ジムで颯爽とトレーニングしているベテランたちも、全員が「何これ？どうやって使うの？」という初心者時代を経験しています。分からなくて当然なのです。大切なのは、分からないままにしないこと。

【処方箋】「思考停止」で動ける仕組みを作る

1. 初回オリエンテーションは絶対に受ける： これが最も確実で安全な方法です。スタッフに「初心者で、何も分かりません」と正直に伝えましょう。彼らはプロであり、初心者の案内には慣れています。
2. 最初の1ヶ月は「やることを3つ」に絞る： 例えば、「ウォーキング15分」「レッグプレス10回×3セット」「ストレッチ10分」。これだけをやる、と決めてしまいましょう。目的が明確だと、迷わず行動できます。
3. スマホをパーソナルトレーナーにする： ジムに行く前に、YouTubeで「ジム 初心者 メニュー」などと検索し、5分程度の動画を見ておくだけでも心の準備ができます。動画の通りに動けば良い、という安心感は強力です。

悩み③：「マシンの使い方が間違っていたら恥ずかしい…怪我も怖い」

せっかくのマシンも、使い方が分からないとただの鉄の塊。間違ったフォームは効果がないだけでなく、怪我に繋がるため、この不安は非常に重要です。

【真実】正しい使い方を知らない方が、よっぽど危険

恥ずかしさよりも、安全が最優先です。間違った使い方で体を痛めてしまっては、元も子もありません。ジム側も、利用者に怪我をされるのが一番困ります。

【処方箋】安全に「試す」ことから始める

1. マシンに貼ってある説明図を見る： ほとんどのマシンには、使い方のイラストや説明が記載されています。まずはそれをじっくり読みましょう。
2. 一番軽い重りで試す： 誰にも迷惑はかかりません。まずは一番軽い設定で、ゆっくりと動かしてみましょう。体のどこに効いているかを感じる良い練習になります。
3. 勇気を出してスタッフに聞く： 「すみません、このマシンの使い方を教えてください」の一言が、あなたのジムライフを安全で豊かなものにします。彼らはそのためにいるのですから、遠慮は無用です。

💡トレーナーからの一言

悩み④：「ムキムキの人ばかりで怖い…場違いな気がする」

フリーウェイトゾーンなどで、大きな声を出して高重量を上げる人たち。威圧感を感じてしまうのも無理はありません。

【真実】彼らは「未来のあなた」かもしれない

彼らがそこにいるのは、あなたと同じように「変わりたい」と願い、地道な努力を積み重ねてきた結果です。彼らは、ジムという場所が、あらゆるレベルの人が目標のために努力する場所だと理解しています。初心者を馬鹿にするような人は、本当のトレーニー（トレーニングする人）ではありません。

【処方箋】「尊敬」と「無関心」を使い分ける

1. 時間帯をずらす： 平日の昼間や、週末の早朝などは、比較的空いていることが多いです。まずは落ち着いた環境に慣れるのも一つの手です。
2. 「すごいな」と心の中で呟く： 怖い、という感情を、「あんな風になれたらすごいな」という尊敬や憧れに変換してみましょう。ネガティブな感情が少し和らぎます。
3. 自分のテリトリーを確保する： マシンエリアやストレッチエリアなど、比較的落ち着いて過ごせる場所で、自分のトレーニングに集中しましょう。無理に彼らのいる場所に近づく必要はありません。

💡トレーナーからの一言

悩み⑤：「勧誘やセールスがしつこかったらどうしよう」

パーソナルトレーニングやサプリメントなど、何かを強く勧められるのではないか、という不安です。

【真実】断ることは、あなたの正当な権利

もちろん、ジム側もビジネスですから、サービスの紹介はあります。しかし、ほとんどのジムでは、しつこい勧誘は顧客満足度を下げることを知っています。

【処方箋】魔法の断り文句を準備しておく

• 「ありがとうございます。まずは自分で少しやってみて、必要だと感じたら相談させてください」

この一言で十分です。感謝の意を示しつつ、判断の主導権は自分にあることを明確に伝える、非常にスマートな断り方です。これを一つ覚えておくだけで、勧誘への不安はほぼなくなります。

💡トレーナーからの一言

まとめ：不安の先にある、最高の自分に会いに行こう

ジムへの不安は、未知の環境に対する自然な防衛本能です。しかし、その一歩を踏み出せば、そこはあなたの心と体を、あなたが望む方向へと変えていける、可能性に満ちた場所です。

今日ご紹介した解決策は、あなたの不安を乗り越えるための具体的なツールです。完璧にやろうとしなくて大丈夫。一つでも二つでも、「これならできそう」と思ったものから試してみてください。

ジムのドアを開けることは、新しい自分への招待状を受け取ることと同じです。さあ、少しだけ勇気を出して、不安の先に待っている、最高の自分に会いに行きましょう。

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